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渋沢栄一と中国

2012/04/24 ,

今日は、5時半ごろから土曜日コース15キロを走る。
朝日がまぶしい。善福寺川の八重桜が、もう本当に満開!
こぼれおちそうに花が咲き、輝いている。素晴らしい。

渋沢栄一は中国との関係に置いて「相愛忠恕の道をもって交わるべし」という。
彼は「我が国が中国の事業に関係するに際しても、忠恕の念をもってこれにのぞみ、自国の利益を図るは勿論ながら、あわせて中国をも利益する方法にいずるにおいては、日中間に真個提携の実をあぐることは、けっして難いことではない」と言うが、彼が論語を学び、憧れた中国は実際に行ってみると(大正三年)、失望したらしい。
儒教の本場で彼が儒教の講義をしたと嘆き、中国社会は上流と下流だけで国家の中核をなす中流社会がない、個人主義、利己主義が発達し、国家の観念に乏しいところが大きな欠点だと言っている。
膨張主義一辺倒の現在の中国を見たら、渋沢は忠恕の精神に欠けることを嘆くだろう。