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つくばマラソン


(写真は豊田さんから)

11月25日。素晴らしい秋晴れ。少し肌寒い天気。最高のマラソン日和だ。
磯田さんをリーダーに、アベタケさん、エヒラさん、下山君、犬千代さん、マロ吉田君、山川さん、中野夫さん、トシヤさん、北田さん、僕、中野妻さん、柘植さん、ニシドウさん、ハルちゃん、宗川さん、そして故障で走れずサポーターに徹する山川さん。

勇士が揃った。フルマラソン挑戦者は約13000人。すごい人数だ。

9時半にスタート。Fブロックの豊田さん、僕、下山君、エヒラさんの4人は豊田さんの指導でキロ5分30秒で走ることにする。エヒラさんは昨日仕事で一睡もせずにきた。大丈夫と聞くと、眠いとひとこと。ランパンは水着だ。
水を被ってはっきりさせようというのだろうか。
スタート場所まで6分かかる。混み合って前へ進めない。
最初の1キロは6分9秒。次が5分53秒。6分1秒。なかなか5分30秒にならない。
ようやく5分38秒。5分30秒になる。しかし直ぐに5分42秒。
これじゃあと頑張ると5分19秒になるが、「早い」とまた遅くする。
とにかく豊田さんは下山君、エヒラさんのフルマラソン初挑戦のサポーターに徹する積りなのだ。
ものすごい紅葉。銀杏並木。きれいだ。こんな最高の日に走ることができるなんてうれしい。
柘植さんやニシドウさん、宗川さんらを追い抜く。頑張ってね!
ハルちゃんは見えない。快調に走っているんだろう。

下山君、エヒラさんの走りも軽快だ。
「この分ならサブフォーは大丈夫だよ」と豊田さんが励ます。
そうこうしているうちにハルちゃんが見えた。
「ハルちゃん、頑張ろうね」

折り返す所では、やはりトシヤさんが笑顔で疾走。その後犬千代さんが続く。
すごいな。この間湘南を走ったばかりじゃないか。

磯田さんがいた。美人と笑顔ランだ。
またナンパしたのか?いや、あれは去年磯田さんが軟派サポートした筑波大大学院生のリサちゃんではないか。
「うぬぬ、示し合わせて走ったな。さすがというべきか、なんというべきか」
僕は隣の豊田さんを見る。お互い、おっさん同志だ。まあ、リーダーには勝てない。

その後を宗川さんが走っている。彼女も初フル。あのスピードなら5時間は切れるかも?
順調に走る。ほぼ5分30秒ペース。
「すみません。トイレに行きます。後、お願いします」と豊田さんが29キロあたりでトイレに向う。
責任重大。僕はエヒラさん、下山君をリードして走る。
32キロ。
「江上さん」と僕の横をマロ吉田君が走り抜ける。早い。「あの人について行きますから」
とベテランランナーを目標に走り去った。
「下山君、行け行け」とけしかける。「いや、いやスタミナありませんから」と謙虚。
ところがマロ吉田君の姿が小さくなると、火がついたのか急に走りだす。エヒラさんも続く。
あっと言う間にいなくなる。とたんに僕は5分45秒に落ちた。

サポートしていたつもりがサポートされていたのだと気づき、この後は気力を振り絞る。
その後は一人ラン。なんとか4時間は切りたいが、難しいかも?と思い、スピードを上げる。
だが追いつかず。大学構内でどういうわけか先に走っていたエヒラさんが歩いている。
「エヒラさん、もう少しだよ」。ちょっと飛ばし過ぎたのか。

最後は6分台に落ちながらようやくゴールイン。ネット3時間59分47秒。10月に300キロも走ったわりには疲れたし、記録平凡。
下山君と握手。3時間57分。初フルでサブフォーはすごい。
吉田君とも握手。彼も初フルでサブフォーだ。すごいな。ところが彼は一歩も動こうとしない。
どうした?足が痛くてという。救護室から車いすを借りて、診察へ。
その後はメディカルセンターに僕と豊田さんとで緊急搬送。病院でレントゲン、診察などでなんと4時間。
病院を車いすで出たのはなんと8時近かった。
骨には異常なく、その日は歩けず、駅でも三人で静かに祝杯を上げるために入ったビッグボックスのレストランでもずっと車いす。しかし救護室の看護師さんで筑波大学の大学院生堀江久樹さん?はとても親切だし、つくば駅、秋葉原駅の駅員さんはずっと車椅子を押してくれたし、ビッグボックスの人も車いすを貸してくれたし、「今日は日本の親切を分かった日だね」とは本音。悪くなってこそ分かる人の温かさだ。翌日、自宅近くの専門医に診てもらったら鷲足炎というランナーによくある炎症で1週間くらいで治るとのこと。良かった。
来月には復帰できそうとはマロ吉田君の弁です。またあの軽快な走りを期待しましょう。

ハルちゃんは、自己ベストですと涙目で戻ってきた。4時間18分はすごい。しかし、お子さんが風邪気味だということで早めに帰宅。しかし、そこからが大変だったようだ。つくばエクスプレスの中で気分が悪くなり、救護室へ。そこで嘔吐、過呼吸に陥り、点滴を受けてやっと回復。自宅に戻ったのは8時過ぎとのこと。
「走るのが怖い」とはハルちゃんの言葉ですが、自己ベストの良い思い出を胸にまた走りましょう。

宗川さんも初フル。それで5時間3分はすごい。泣きながら「走れました」と言って戻ってきた。
初フルがいい印象なのは羨ましいな。僕のように腹痛でトイレで失神1時間なんてことなくて。
東京マラソン頑張りましょう。

北田さんは、足が痛いとかなんとかいいながら3時間50分。すごい。「40分台にしたかったけど」とは、足が痛いと言う人のせりふじゃないね。

中野さん夫婦は愛のゴールイン。妻の雄姿?を撮るために夫さんは昨日新しいカメラを購入。ご馳走様です。
ニシドウさんは6時間オーバーしますと弱気だったが、ちゃんとそれ以内で帰って来た。一人で走り切った。
偉いな。
柘植さんは5時間を切る爽やかラン。立派なものだ。
犬千代さんはタフ。昨日は足が疲れていると言っていたのに3時間54分はすごい。彼は毎月フルマラソンだね。
山川さん、早く足を治して復帰してください。
アベタケさんは20キロ付近で気分が悪くなり、リタイヤー。メキシコ出張疲れですね。
磯田さんは、女子大生リサちゃんと一緒にゴールインしようといつもは立ち寄るトイレにもいかずに頑張ったのだけれども、彼女について行けずおいてけぼりになったようだ。それで一人ラン。道理で帰って来た時、ちょっと疲れ気味で気分悪し。
去年は彼女をサポートしたのに、若い女性の一年間の成長ぶりにあらためて驚いたでしょうね。
エヒラさんは、そのまま寝むらずに仕事へ直行。すごいな。気をつけてくださいね。
いろいろありましたが、秋晴れの楽しいマラソンでした。
つくばの皆さん、ありがとうございます。

トシヤさん3時間27分、北田さん3時間50分、マロ吉田君3時間53分、犬千代さん3時間54分、エヒラさん4時間5分、ハルちゃん4時間18分、磯田さん4時間36分、中野夫さん4時間40分、中野妻さん4時間51分、柘植さん4時間57分、宗川さん5時間3分、ニシドウさん5時間56分。