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八百長問題

2011/02/04

相撲界の八百長問題の本当の問題は、2つ。
相撲界の自浄作用と暴力団だろう。
僕のいろいろな経験から推測すると、警察は野球とばく問題で調査している時に、八百長問題のメールを見つけた。
そこには、今、議論されている十両落ちをお互いで防止し合うために八百長互助会と言うべきものが存在していたことがわかった。
しかし、これは十両と幕下との待遇差、また親方株を買う資金など、あるいは結婚資金など、いろいろな個人的事情で負けられないと言う場合にお互い星の譲り合いをする、それは人情が絡んだもので同情の余地がないこともない。しかし、問題はそこに金が絡んでいること。さらに悪いのは相撲賭博だ。背後に暴力団が胴元になって相撲取りに星を調整させている問題が存在していることもわかったに違いない。実際、今回明らかになった以上のメールが存在しているのだろう。
警察は、それを相撲協会に事前に忠告したのに、一向に協会は動かなかったのではないだろうか。それで相撲協会の自浄作用に見切りをつけた警察がとりあえず人情の絡んだ、そこに金も絡んだ刑法犯には問わない八百長メールだけをオープンにしたのではないだろうか。
今回、自浄作用を徹底して図らないと相撲は本当に終わりになるぞとの警告だ。
警察は今、暴力団潰しに力を入れている。今回は、その一環でもあるのだろう。
相撲は日本の神につながるものである。天皇制にもつながる。
無くしてもらうわけにはいかないが、それと相撲協会は別だ。
この際、相撲協会は解散して、出直しするくらいでないといけないのではないか。
今の相撲協会が無くなっても相撲が健全で残ればいい。そう思っているファンも多いだろう。