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立川志らく

2011/04/27 ,

昨日、麻布区民ホールで立川志らくさんの落語を聞きに行った。彼は、談志門下の四天王の一人で天才肌の人。
落語は三題。どれも見事だった。その際の枕で菅首相のことを「善人(もちろん係長程度と言う毒舌はつくが)」だと評した。それは福島を見舞った時、被災者の人に挨拶せず、通り過ぎようとして「無視するのか」と呼びとめられたときの対応だ。菅首相は、おろおろし、泣き出さんばかりに謝った。
あれが腹黒い政治家だったらと志らくさんは言う。「やあやあ、元気かい、あははは、悪かった、悪かった」とハグくらいするだろうというのだ。
今、菅首相退陣論がかまびすしいが、首相という仕事は割に合わないものだとつくづく思う。一生懸命努力するのだが、結果がすべてだからだ。
もし菅首相がリーダーとして適切でないなら、そういうリーダーは変えるべきだろう。
間違ったリーダーに率いられて滅びた国は古今東西たくさんあるから。しかし、退陣を言う人たちも自分がリーダーになれば、こういう道を歩くと大儀名分を立ててくれないと国民は迷うばかりだ。