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千歳マラソン

千歳マラソンに行ってきました。成績を言います。
4時間5分30秒。ネットだと4時間5分。

前日は、雷雨。寒かったのが、5日当日は一転して晴れ。24度になるという。
会場は、千歳市の青葉公園。ホテルから歩いて10分ほど。9時前につく。会場には1万人以上の参加者。公園は新緑も鮮やか。
ランナーは、まじめそのもの。最近なりがちな被り物もない。
その理由は、後で分かるのだが、ギャラリーがいないから?
真面目にランニングにかける人が多いのだろう。
徐々に興奮が高まってくる。今回は一人参加。いつもの仲間がいない。
しかしIJCのピンクユニフォームをしっかり着ている。
10時10分スタート。
公園内の青葉、新緑の中を走る。地面は土。最初から昇り。
1キロの表示でタイムを取ると、4分38秒。こんな信じられない。
こんなスピードはダメだ。1,2キロは結局5分12秒くらい。
早すぎる。5分40秒で走って、4時間をぎりぎり切るのだ。これでは早すぎる。自分を抑える。するといきなり6分18秒。これは遅い。
ペースがつかめない。公園から出る。ここからは丸山林道。支笏湖に向って延々と昇りが続く。景色は新緑のカエデや白樺などの広葉樹の林が続く。
4キロからは5分20秒から40秒で走る。
普段はアスファルトを走っているから土の上をこれだけ走るのは初めて。
力が土に吸収されるのが、意外に弾まない。砂があるとまるで浜辺だ。
透明な水が流れる清流が左手に見える。苔むした老木が倒れている。
昇りがきつくなる。
5キロごとに給水所がある。自衛隊員の姿。千歳らしい。スポーツドリンクをいただく。暑いので冷水を含ませたスポンジがありがたい。
林の道お昇り続ける。高さ150メートル以上。周囲にはギャラリーはいない。
自分を応援してくれるのは、新緑の林、そこを抜けて来る涼やかな風、せせらぎの音、蝉の声、野鳥の鳴き声、カッコーも啼く。そして自分の息使いの音とシューズが地面を蹴る音だけ。ランナーたちはひたすら林の中を走る。
東京マラソンが、ビルとギャラリーと鳴りものばかりだったが、千歳マラソンはその真逆。音は自然の音だけ。ヒーリングマラソンとでもいおうか。
折り返しまではいい調子だ。このままいくと4時間は切れるだろう。
折り返しからは下りになるが、それでも微妙に昇りに変化する。34キロで道路を横断し、サイクリング道に入る。ここで20秒ほど自動車の通行のために待たされる。
ここからはアスファルト道。また昇り。ここからが苦しい急に6分11秒、14秒、24秒と6分台にダウン。ダメだ。隣を若い女性、僕より年配の人が走り抜ける。
ちょこちょこ走っているように見えるのに、それに追いつけない。
頑張らねば・・・。焦るが、6分台が続き、39キロ辺りでトータルの時間を見ると、4時間を切るには5分台前半が必要になる。事前に見ていた地図では下りなのに僕には昇りに見える。もう4時間は切れない・・・と思うと急にペースダウン。
6分40秒になる。あかん、最後くらいは決めようと思うが、結局、そのままゴールイン。4時間切りは次回挑戦となった。ジャガイモのインカの目覚めのふかしたものをいただく、「美味い!」。まあ、完走して自己ベスト。よしとしようか。林の中をひた走る、自分がエゾ鹿になったようだった。
こういう自然の中のマラソンもいい。しかしタフなコースだ。