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うなぎ‏

2011/09/16

若い編集者と南千住のうなぎや尾花に行く。4時開店で、もう数人並んでいる。
4時、シャッターが開き、中へ入る。
ビールと鯉の洗いなどを食べながら、うなぎの焼き上がりを待つ。
4時半には、70席はある店内はいっぱい。
40分ほど待ち、ようやく目の前にうな重が。少し甘めのたれ、ほこほこの焼き上がり。ご飯も美味しく一気に平らげる。

まだ5時を回ったところ。南千住の駅まで来ると、大坪屋の暖簾。
老舗の居酒屋らしき風情。編集者と、ちょっと飲み足りないと暖簾をくぐる。
おお、これこそザ・居酒屋の風情。聞くと、大正12年からこの地で営業している元祖酎ハイの店。店内に貼られたお品書きも美味そう。
焼酎は、三重県のキンミヤ一本。
「焼酎のソーダ割り」と言うと「酎ハイでしょう」とおかみに言われる。
常連さんが続々やってくる。顔を見るなり、注文を聞かずにおかみが酒の名前と摘まみを言う。もう常食化しているのだ。驚き。摘まみに煮込みと泥鰌の柳川とマグロ刺身を頼む。濃い目だが、酒にはぴったり。
酒が入り、若き編集者の声が大きくなった。おかみが、さりげなく「おしずかに」と注意する。いまどき、酒の飲み方を注意する店があることに感激。
下町は恐るべし。