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なぜECCSは動かなかったのか。

福島原発は地震の際に非常停止(スクラム)は上手く作動した。しかし次の「冷やす」が上手くいかなった。ECCS(emegency core cooling system)が作動しなかった。
この経験は初めてだ。電源がなくなった。
原発関係者によると、津波対策は行っていた。しかし、今回の津波は想定を超える巨大さだった。

以下は関係者からのメールだが、とにかく彼らの犠牲的献身に期待する
しかない。

> 非常用電源はどこに設置してあったのですか?
○福島第一原子力では、原子炉を冷やすための非常用ポンプは発電所敷地の地面上(基準海水面から5.6メートル)に複数独立して設置してありました。

○それらのポンプを動かす非常用発電機(ディーゼル)は、原子炉と同じ建屋の地下一階に複数台設置してありました。

> 津波で流されてしまったのですか?
○今回の津波は10メートル以上(現地の話では約14メートル)あったそうです。

非常用発電機(ディーゼル)は流されていませんが、建屋が海水でで浸水したため、モーター、電気機器が駄目になったようです。

なお、非常用ポンプの状況については情報がありませんが、津波で流された可能性もあります。