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志の輔

今日は、一人で井の頭公園10キロラン。途中で元検事長のMさんご夫妻、三好さん家族、そして久美ちゃんの息子さんのユウヒ君に会う。
ご近所ランの楽しさだ。
朝日が美しく、なんとなく寒さも緩んできた。公園にはスイセンが咲き、梅がほころび、春だなと思う。

昨日は、渋谷パルコ劇場で志の輔らくごを見る。満員。6年間やり続けているのは偉いと思う。立川談志は天才だが、この人の別の意味で天才だ。緻密な芸術的な落語をやる。抱腹絶倒のガラガラは商店街の抽選会をテーマにしたもの。
そして圧巻は伊能忠敬を大河ドラマにしようとする市役所職員たちの頑張りを講談的に仕上げた大河への道。自分でも演劇的素養があると話していたが、創作のスケールの大きさが素晴らしい。また彼の人物造形などや会話で情景さえイメージさせる落語は、私のような散文書きにはとても参考になる。

モスクワでテロ。テロは、許されないことだ。しかし福田ますみ著「暗殺国家ロシア」(新潮社)を読むと、プーチン・メドベージェフ体制下のロシアでは、まったく言論の自由がない全体主義国家になっているのを見ると、恐ろしいばかりだ。民主主義の顔をしているだけで、多くのジャーナリストが殺されている。こうした体制がテロを引き起こしているのは間違いない。