facebook twitter rss

帝都を復興せよ (光文社文庫 え)

2015/09/04

帝都を復興せよ
光文社

大正12年(1923年)9月1日土曜日午前11時58分44秒。帝都東京を大地震が襲った。新聞記者の田山は、復興に向けて組閣された山本権兵衛内閣で、内務大臣に就任した後藤新平のもとを訪ねる。そこで、彼は、新平の帝都復興への壮大な構想を聞かされる。だが、新平の思いとは裏腹に、各々の思惑が壁となって立ちはだかり…。混迷の中での帝都復興に鑑みて、閉塞感が漂う現代日本のあり方を問う。著者渾身の傑作。