facebook twitter rss

中小企業向けデリバティブ

今日は、一人で井の頭公園10キロラン。
霜柱がざくざくと気持ちいい。

息子夫婦が孫の悠人を連れてやってきた。
息子は帝国データバンクに勤務しているが、最近、中小企業の決算書に正体不明の損失が計上されていることが多いらしい。
何?と聞くと銀行からセールスされたデリバティブの損失だ。この問題は金融庁も重視しているが、問題の大きさはかなり深刻だ。なぜなら銀行がディリバティブを売り込むのは、優良法人が多いからだ。優良法人が痛んでいるところが大きな問題だ。これでは日本の基盤を支える中小企業がさらに死んでしまう。
私は、銀行の時、あまりこうした金融商品を売らなかったので本部とよく喧嘩した。なぜ売らなかったかと言えば、支店の目標達成のためだけに押し売りするからだ。銀行というのは、というより商売は、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしでなければならない。しかし銀行の金融商品は、自分たちの目標達成のためだけに販売することが多い。過去にも何度も世間に迷惑をかけている。変額保険、ディリバティブ付きローンなどだ。
収益目標達成だけでセールスするマインドはもう止めなければならない。

今日は、今から福岡だ。中小企業さん向けに講演だ。お役にたつ話をしたい。